安本 篤人(Atsuhito Yasumoto) 仏像アーティスト(Buddha statues artist)

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安本 篤人(Atsuhito Yasumoto)

仏像アーティスト(Buddha statues artist) 10815820_665103353622399_1329362844_n -Why did you begin to carve Buddha statues?

When I was a university student, I felt uneasy about my future like people around me. And then, however, my friends started to get into job hunting mode with black suits, I felt something was wrong. …”What do I want to do?” One day, I went to Todai Temple in Nara incidentally with my vague feeling of anxiety. Then, I met an amazing Buddha statue there. From that moment forward, I didn’t know why.. my feeling got so much better! So only with my intuition, I thought that ” What I want to do is to carve this one!”

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-How have you learned it by yourself?

There are a lot of excellent Buddha statues which were made in Kamakura and Heian Periods in Nara and Kyoto. I take in the techniques and skills by watching them directly. All I study is to visit temples across Japan and look various Buddha statues. Even though I had been apprenticed to a master for 3 years, it was not for me to be conventional and obey orders from the master. 10568710_665104190288982_1220911738_n -What are your characteristics and the things only you can express?

Many people who carve Buddha statues refer to history, forms and knowledge of them in old days. I’m sure skills and knowledge are also important but they are prayed by a lot of people with faith. I agree to that, so I will express my feeling for them by making it visible. 10805461_665103370289064_151032423_n

-How long does it take for making it approximately?

About one month for small one, and 1-2 years for big one. I carve partially everyday…. For now, I’m making a full length one! 10814189_665104183622316_1475418924_n -Do you have any person who you respect?

“Unkei” in Kamakura Period! I’m making an effort for imitating his work but it’s too difficult actually. I also create by myself however, still learning from old things… I have a long way to reach them. 10799544_665103366955731_1541838968_n -How do you want to spread your works overseas in the future? Or do you have anything you are working on now?

For now, it’s not big deal but sometimes I enter my works throughout the world in “Mathch Box” which is the matching site between buyers and traditional crafts artists. I feel a strong attachment to my works as if they are my children, so I would like to give them those who can understand my thought.

-What is the meaning of -mastering- the case of you?

Even if I want to master it, it will take long time for me. You know.. it can’t be helped, right? What I want is to carve Buddha statues like that.. making people hands join in prayer naturally. Also Buddha statues have to ease people and bring happiness. 10815853_665103340289067_1360875206_n

-What exactly is “Buddha statue” for you?

It means every single emotion including both positive and negative ones: anger, sadness, irritation, affection. I myself feel happy by carving Buddha statues. It is Buddha who can receive all our emotions!

 



-なぜ仏像を彫り始めたのか?

大学生の頃、普通の大学に行き普通の人と一緒で進路に迷っていました。 そして就職活動の時期に差し掛かって、周りのみんなが、一斉にリクルートスーツを着込んで一生懸命就職活動に出かけるといった行動に違和感を覚えたんです。 そして自分のやりたい事ってなんだろう? って凄く考えて、、、でもまだ迷ってる時にたまたまお寺(東大寺)に行ったんです。 そうしたらある仏様さんに出会い、「会った瞬間に僕の心の中でぐちゃぐちゃになっていたものが、一瞬で解けました」 なんか「ええんやで。大丈夫やで」って言われた気がしました。 そして直感で、「これを彫りたい」と思いました!

-独学でどう勉強してきたのか?

奈良や京都には鎌倉時代、平安時代の優れた仏像様がたくさんいらっしゃって、その仏様を直接見ることによって、技法や技術を感じ取ります! 全国のお寺をめぐり、色々な仏様を見て、自分が感じるものすべてが勉強です。 内弟子として3年間修行をしましたが、師匠の型にはめられたり、上から物を言われるのが とても窮屈で合いませんでした。

-安本さんの持ち味、自分にしか表現できないものは?

仏像を彫る人はみんな古い仏像の歴史、形、知識を参考にする人が多いのです。 もちろん技術や知識も大切だとは思いますが、 仏像は普通の美術品と違い その仏像に込められているたくさんの人々による信仰、祈りが込められています。 僕も一緒で、自分の思いを人一倍込めながら、形にしていきたいなと思っています。

-大体の製作期間は?

小さいものは約一ヶ月、大きいものは1年から2年です! ある程度毎日彫って! 今は等身大の仏様を製作中です!

-尊敬している方はいらっしゃいますか?

鎌倉時代の運慶です! 今あの方の仏像をそのまま真似ようと頑張っています! でも何十年掛かってもできないかもしれないぐらい、深く 難しいです! 創作もやりますが、自分の表現を発信するというよりも、まだまだ昔の古物のいいところを学んでいるという段階です。 もしかしたらそれがずっと続くかもしれないです(笑)

今後どう海外に向けて発信していきたいか?今発信していることはあるか?

現在ではまだまだ自分から発信できてはいませんが、伝統工芸品とバイヤーさんを結ぶマッチングサイト「マッチボックス」に登録し、世界に自分の作品を出したりはしています。 自分の作品は本当に自分の子供のように愛着があるので、 その気持ちを理解して頂ける方の手に届けばと思っています。

-安本さんの極めるとは?

極めたいとは思いますが、寿命が300年あっても足りないと思います(笑) しょうがないですね。。そのへんは(笑) でも思い描く完成系としては、古いお寺とかに行くと、凄い癒され、楽になる光輝いている仏様がいるのですが、それは形でも造形でもなく、自然と心から手を合わせて祈れるもの。 そんな仏様を彫れればと思います!

-安本さんにとって仏像とは?

すべて感情が詰まってますが、怒り、悲しみ、苛立ち、愛情とか ネガティブなもの、ポジティブなものを全部受け止めて下さるもの。 彫ることによって自分も癒されています。 あらゆる感情をすべてぶつけさせてくれる物! 仏様ですね!本当に!(笑)


 

Article in English: Kotone tuge

Designer: Anna Yamaguchi

It is quietly there like the plant that buds from the seed.Graphic designer & llustrator who begins to spin the impression gotten from the one to feel the color.

Interviewer &Writer: Shunsuke Hariya

東京都出身。トロント在住。Creators’ Lounge Event planner/DJとして活動中。

Editor: Yohei kawamura

東京都出身。トロント在住。Creators’ Lounge Web managementのほかTrack makerとしても活動中。

Photo Editor: Tatsuki nakata

千葉県出身。トロント在住。Creators’ Lounge Main Photographerのほか、Musicianとしても精力的に活動中。






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Photo Credit: Tai Liam Kimie Tanaka / 田中 希美絵 http://www.kimietanaka.com/ 愛知県名古屋市生まれ。東京大学経済学部を卒業後、インド、チリ、ニューヨーク、シンガポールを移り住む。ニューヨーク大学大学院映画学科修士課程修了。前作品・短編映画『寿』は2013年のショートショートフィルムフェスティバル&アジア日本映画部門で最優秀賞等を受賞、その後も国内外の映画祭に入選・招待された。一方で、『Luv(sic) Part 6 – Uyama Hiroto Remix featuring Shing02』のミュージックビデオや、CMも手掛けている。今作品『かくれんぼ』は、母の死後、引きこもりの弟の面倒をみるはめになった兄とその弟の兄弟の絆にまつわる短編映画で、2015年のトロント国際映画祭コンペティション他、国内外の映画祭で上映されている。パリ在住。 映画『かくれんぼ』facebook ページ: https://www.facebook.com/HideAndSeekNYUThesisFilm トロント国際映画祭でトロントにいらっしゃっているわけですが、トロントについての印象をお伺いしたいです。 映画祭の会場と宿泊施設の往復をしているだけなので、あまり責任を持って言えないんですけど、安全だし、何でもあるし、英語が通じるし、居心地が良いなっていうのはあります。フランスと比べると、人の感じも違いますね。カナダの人は思っていることを全て口に出して言うことが多いように見えるけれど、フランス人は別に言わなくてもいいと思っている、とか。 Kimieさんの映画のストーリーや登場人物は独特で繊細な印象を受けたのですが、テーマ設定や登場人物はどのように設定されていますか?ご自身が海外で生活していることの影響はありますか? まだ人に見せているものとしては二作しか作っていないし、常にっていう訳ではないんですが、基本的にテーマはその時点で自分の内部に持っている問題ですね。登場人物は外面的には色々なインスピレーションから作り上げるんですけど、その内部と、作品のテーマに関してはその時点で自分自身が興味のあること、ですね。海外の影響の有無は作品によります。今考えている作品のうちの一つはフランスにいる日本人っていう設定で、もちろんそれは、その設定自体がフランスに住んでいるっていう環境だからこそではあるんですけど。ただ、作品のテーマというと、日本で撮る作品でも、日本に住んでいたら気がつかなかったことから生まれてきていることもあると思います。 作品を作る中で苦労したことはなんですか? 作る過程のどの瞬間も、やっているときは「これが一番大変」って思います(笑)。でも、あえて言うなら、脚本、資金集め、演出、この三つですね。脚本に関しては、プロットとしての話はいくらでも作れちゃうんですけど、その話の中に自分の言いたいことが入っているかというのが大事で、つまり簡単に言うとテーマなんですが、それを見つけるまでが大変。資金集めに関しては、今回は半分をクラウドファンディングで集めたんですが、人様が汗水垂らして働いて稼いだお金を一円でもらうっていうのは責任が重いことだし、特に日本ではあまり受け入れられてない考えだから、自分としてもそれを消化するのにも苦心しました。演出に関しては、役者さんも生き物なので、どうやったら自分の欲しいものが撮れるっていう教科書に書いたものがない分、難しいですね。でも、ありがたいことに、今のところ、常に協力してくれる人に恵まれているっていうのもあって、制作過程において、人間関係の面で嫌な思いはしたことは全くないです。ですが、作っているときは人のためではないです。妥協はしたくないし、したとしてもそれを人のせいにすべきでないと思っているので。 映画作りのきっかけと海外に出たことは関係ありますか? 海外に出たのが先ですね。大学卒業間際に、日本の外資銀行に就活していたときに、グループ面接で周りが皆英語ぺらぺらっていう状況だったんです。そのとき、初めは、「私のお父さんも駐在員さんとかだったら今頃私もぺらぺらなのにな~」って思ったんですけど、その時に、私「お父さんが…」とか言ってるけど、私もう自分で行けちゃう歳なんだって気づいて。遅いですけど(笑)。それで、入行前にインドで半年だけインターンしました。そしたら、その会社の縁もあって、入行後一年も経たずに退職して、チリに移り住んだんです。そこで働き始めた会社は、国際色豊かな職場で、日本だとチョコレートが好きだからチョコレート屋さんになるっていう訳にはいかないですけど、私の周りの人は結構高校卒業したら一年間自由にやりたいことをやってそれから初めて大学だの何だの自分の進む道を決めるっていうことを経て来てたんですね。そこで「あ、そうか、やりたいことっていうのは、やっていいんだ」って思って、それが私の場合たまたまチョコレートではなく映画だったんですけど、それを行動に移したというのが始まりですね。 やりたいことを仕事にするっていう考えについてはどう思われますか? 前置きですが、実は今私にとって映画はまだ仕事じゃなくて、だから映画に関係ないことをしてでも、どうにかしてお金稼がなきゃという状況なのですが…だんだんわかってきたことですが、私は商業的な映画には全く興味がないから、映画を撮っていきたいけど、お金を稼げるようにはならないようです。だから、今も、今後も、どうしましょうと思っています(笑)。例えばですが、アイスクリーム屋さんとかやりながら撮れるときに撮る、とか一生やっていくことになるんでしょうかね。撮れるとき、つまり作品を書くときは主に自分の内面的な問題についてなので、私の場合今のところ、初心者だからかもしれませんが、一作品にまだ時間がすごくかかる。二、三年に一本昇華させて、これだっていうふうにようやくなる程度なんです。だからと言ってどうしようもないので、今のところはその答えを見つけようと急いでもないですけどね。撮りたい物を撮って、貧乏生活を続けて、それこそ今考えている長編を撮って区切りがついたら、何かお金を稼げることをしようと思います。 やりたいことを胸の内に秘めてる人へのメッセージはありますか? 何かをやるっていうのは、何かを捨てるっていうことになると思うのね。そうじゃなくていい時と場合もあるけど、それでもそういう覚悟はしないといけないっていうのはまず一つあると思います。だから、やりたいことがあってもそれができないっていうのは、まだ他のことを捨てられていないからだと思う、例えばプライベートとか。とは言っても、プライベートは人それぞれだし、「キャリア面でやりたいことをやる=幸せになる」っていう単純なことではないと思っています。全体として何を重きにするかは人によると思うし、私は言わば『幸せ』になりたくて、プライベートとかも犠牲にしていく覚悟で映画を撮って今のところ生き始めたんですけど、それができるのは、今はたまたま私は自分以外には責任のない立場にいるから。だから私みたいなのが、色々事情のある立場の人に、簡単に、全部捨てて頑張れなんて言えないと思うんです。 でも、そういう面もありつつ、もう一方で、できないっていうのは全部頭の中にあるだけで、実は元々できないっていうことでもないと思います。まだチリに住んでいて、映画へと方向転換しようかと悶々としていたときに、誰かに聞いたことなんですけど、チリのその時の70、80歳くらいのすごくお金持ちの人が同じようなことを聞かれて、”I wish, -when I was still 50 or 60, I didn’t think I was too old to do anything.”と答えていたんです。お金持ちになっていることは数ある指標の一つに過ぎないのですが、70や80になって、すごく『成功』していた彼でも、50、60代の時にもっとやれることをやっとけば良かった、と思っている。何歳でも思った事を何でも始めるべきだ、ということなんですけど、私はそれを聞いて、そうかーと思いましたね。私自身、最近になってさらにはっきりしてきたことですが、20代、30代っていうのは、もうほんとにまだなんでもできると思います。 最後に将来の展望を聞かせて下さい。 長編を撮りたいっていうのはありますね。賞とかに入ったら次に繋がるのでいいなとは思うんですが、基本的には、そんなの関係なく、自分が納得できる物を撮りたいです。実は今、今回映画祭に出品した『かくれんぼ』の長編版を撮りたいと思っています。後は、今住んでいるフランスでちゃんと資金を集めて撮ったことがまだないから、ある意味チャレンジで、今考えている長編と短編の企画をフランスでも完成できたらいいなと思っています。この二、三年の中ではこのくらいですね。 […]

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